「志動 ~使命の実践を、仲間と共に~」

全国青年司法書士協議会
第48代 会長
荘原 直輝
 

全国青年司法書士協議会(以下「全青司」)は、全国約2,300名の青年司法書士から成り、「市民の権利擁護および法制度の発展に努め、もって社会正義の実現に寄与することを目的とする」(会則第2条)団体です。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、貧困問題や格差の問題がクローズアップされています。また、消費者問題や労働問題、離婚後の子どもの養育に関する問題等も解決すべき社会課題となっています。当協議会では、全青司ホットラインや養育費、労働トラブル、生活保護に関する専門相談ダイヤルを設置し、また、電話相談会やLINE相談会事業等を通じて、日常的に司法書士が相談を受けられる窓口を設置しています。私たちは、相談や事件受任を通じて、市民の皆様のお悩みに寄り添うと共に、法制度の不備があれば意見書発出等を通じて、法改正運動をします。

また、マイノリティの方々に対する偏見や差別を解消し、権利を実現するための活動にも積極的に取り組んでいきます。

さらに、昨今の登記制度や司法制度を取り巻く法改正の動きも大変活発です。法制度を市民の皆様にとって真に有益なものとするため、制度研究を行い、シンポジウムの開催等を通じて、市民の皆様と共に考えていきます。

2023年度の活動テーマは「志動~使命の実践を、仲間と共に~」です。当協議会は、全国の仲間と共に、市民の権利擁護と法制度の発展に努め、社会正義の実現を目指して、全力で行動してまいります。