'20-01-20 全国一斉生活保護110番(1月26日)を開催いたします

   『あなたの命を守りたい。暮らしを支える
 全国一斉生活保護110番』


 【開催概要】
    日  時 :2020年1月26日(日)午前10時~午後4時
    電話番号 :0120-052-088 (通話料無料・全国共通)
        ※お電話をくださる際は、お掛け間違いのないようご確認いただきますようお願い申し上げます。
 相談方法 :電話相談

【開催趣旨】
 私たち全国青年司法書士協議会は、全国の青年司法書士約2,600名で構成され、 市民の権利擁護及び法制度の発展に努め、もって社会正義の実現に寄与することを目的とする団体です。

 現在、わが国においては、生活保護に対する間違った情報が流布され、それに基づく生活保護に関する誤解が浸透するなど生活保護受給者に対するいわれない差別表現が蔓延する状況にあります。

 また、2018年10月より3年間にわたり生活保護支給額の引き下げが最大5%実施されることとなっており、「健康で文化的な生活」を送ることが困難な状態を固定化し更なる困窮を招くものであります。

 さらに国民生活を守る「最後のセーフティネット」である生活保護の現状を見ますと、捕捉率(生活保護を利用する資格のある人のうち現に利用している人の割合)は2割程度に過ぎず、残りの8割の方々は大変厳しい生活下におかれていると考えられます(「 Q&A 今、ニッポンの生活保護はどうなっているの?」日弁連より)。

 当協議会は、このように生活に困窮されている市民の皆様の切実な状況の改善のため、生活にお困りの方を生活保護に繋げるべく、今年度も全国一斉生活保護110番を開催することとなりました。15年目を迎える本事業ですが、生活保護に関する相談や生活保護申請同行支援などの場面で一定の成果を出し続けてきており(昨年度は1588件もの架電があり、275件の相談件数となりました)、多くの不安を抱えている市民の声に応えるため、安心して法律家に相談できる窓口を設けることにより、憲法で保障された市民の生存権を守りつつ、最後のセーフティネットである生活保護制度の劣化を食い止めていきたいと考えています。

 私たちは、全国一斉生活保護110番を通じ、貧困に陥り、困窮する市民への支援を行うとともに、生活保護などの福祉諸施策が市民の中で広く正しく認知され、利用しやすいものに改善されるまで、声を挙げ続けていきます。また、生活保護制度の改善に向け、現場から声を拾い上げ、行政や社会に届けていきたいと考えています。

 本110番においては、全国に住む生活困窮者(生活保護受給中の人を含む)を対象に、電話相談を開催し、その後、要対応ケースについては、福祉事務所等への同行等の支援を行います。

 一人でも多くのかたのご相談をお待ちしております。どうぞご利用ください


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